あーと・めぐり旅(古代ギリシャ ~時空を超えた旅~)
2017/05/04
こんにちわ!marciaです。
神戸市立博物館で公開された『特別展 古代ギリシャ ~時空を超えた旅』を、最終日の4/2(日)に見に行ってきました。昨年末から公開されていて早く見に行かなくてはと思いつつ、なかなか都合が付かず、何とか滑り込みセーフで間に合いました。
美術館・博物館巡りは昔から私のライフ・ワークの一つで、気になる展覧会はチェックしてよく見に行くのですが、現代アートより歴代を代表するアート様式が好きですね。今回の古代ギリシャ展は、紀元前6800年の新石器時代から3世紀のローマ時代までの美術品を、宗教・時代を象徴する文明様式ごとに幅広く展示されていました。
彫刻・土器・壁画・青銅器・金製品等がある中で一番目が行ったのが、なんといってもその時代ごとに作られたアクセサリーで、は天然石・金・練ガラスで作られていました。今回、天然真珠で作られたものありませんでした。(天然真珠は有史以前の人類に知られた最初の宝石らしいので、時代的には被っているし、いくつか展示されてもよさそうなのですが、なかったですねぇ~)
上から凍石・練ガラス、2番目の紅い石はカーネリアン、3番目5番目は金、4番目は凍石、鉛で出来ています。これらの宝飾品は主に被葬者の副葬品として墓から出土されたものですが、宝飾品には身分や社会的地位の高さを表す目印という機能があったそうです。
何千年も昔のものなのに、全然古臭さを感じないし、当時の人のセンスの高さが感じられました。上記の画像以外にもっと精巧な作りのアクセサリーも展示されていました(イヤリング、指輪等)。アクセ以外に金・銀の貨幣、金製のボタンや天然石の指輪印章等もありましたね。
当時は製造・研磨技術が現代に比べてやや荒削りではあるが、独特の味を感じます。先に述べた通り、これらのアクセサリーは当時としては大変高価なもので、身分の高い特権階級の人達しか身に付けられませんでしたが、現代では破格の高級品から手頃なお値段のものまで、誰でもお金さえ払えば手に入れることが出来ます。いい時代に生まれました。まぁ、当時の庶民ももしかしたら手頃に身に付けられるアクセサリーでおしゃれを楽しんでいたかもしれませんが・・・。
あと、土器等でこれは当時のマグカップ?それと水差しかな?
絵付けのデザインがとてもセンス良し。フォルムもなかなか!
特にこのカップ、気にいっています。
全部見終えた後、図録とマウスパッドを買いました。このマウスパッドの柄、ギリシャの魔除けのお守りで、『イーブルアイ』といいます。いびつな丸型とグラデーションが気に入って買っちゃいました。今、使っています!左の図録、厚さ3センチとかなりの迫力です。(重いっ!)図録は、展覧会に行った折には大抵購入しますが、今回のはかなり重い!展覧会後は、折角三宮まで来たので、中華街まで足を延ばして夕食用の飲茶を買いました・・・。足はだいぶヘトヘトになりましたが、久しぶりに感性の充電が出来た1日でした。