あーと・めぐり旅(ヴァン クリーフ&アーペル ハイジュエリーと日本の工芸)

   


こんにちわ!marciaです。

先日、4/30(日)に『ヴァンクリーフ&アーペル ハイジュエリーと日本の工芸』展に行ってきました!

『ヴァンクリーフ&アーペル』は1906年創業のフランスのハイジュエリーの老舗ブランドです。ご存じの方も多いと思いますが、あの『アルハンブラ』の花モチーフ(4枚弁)で有名な高級ジュエリーブランドです。お値段が跳びぬけて高く、なかなか庶民の手の届く品物ではないですが、このブランドの歴史を代表する品々が、4/29~8/6に、京都国立近代美術館で存分に見ることが出来るんです!

『ヴァンクリーフ&アーペル』はモチーフのテーマがとてもロマンティックというかファンタスティックで、造形技術においてもとても高度なテクニック満載なので、この展覧会があると知るや否や、思わずネットで前売り券を購入し、初日ではないですが次の日に早速足を運びました!

会場に入ると、1907年頃~現代までの作品が順を追って展示されているのですが、来場者の人だかりというか、皆さんガラス越しに張り付いて中々前に進めませんでしたっっ!作品の価格の無表示でしたが、恐らく一つが数百万~億円するのではないでしょうか。そりゃあ、もう皆さん目の色が違ってきますよねぇ・・・。手の届かないものへの憧れは果てしないです。

私は造形的にも技術的にも凄く興味あるし、このクラスの作品はとてもいち個人では作れるものではありませんが(金銭的にとてもムリでしょ)、エッセンス的なものを取り入れてより質の高いアクセサリーを作りたいとの想いで拝見しました。

昔、16年程前に今は閉館しましたが、島根県松江市にある『ルイス・C・ティファニー庭園美術館』でティファニーのアンティークのハイジュエリーとその他の美術工芸品(ステンドグラスの作品や家具などの調度品)を見ましたが、こういう歴史のある老舗の作品は本当に奥が深いです。作品の存在感がハンパ無い!

今回は、日本の伝統工芸の作品も一緒に展示されていましたが、モノは全く違いますが、不思議と違和感はありませんでした。中には『エッ、なんで一緒に並んでるの?』と思うものも少しはありましたが、全体的にはまとまっていたかなと。

『ヴァンクリーフ&アーペル』というと、『ミステリーセッティング』という石を支える爪の部分を表から見せない特殊な超絶技巧を持つブランドで、この技術、特許登録されているんです。(最初の画像のルビーの花ブローチのルビーで敷き詰められた部分が、ミステリーセッティングの技法で石留めされています)

今回の展覧会ではその製作工程、デザインの現場なども映像で見ることが出来て、とても内容の濃い構成です。一つの作品にどれだけの工程、時間を費やしてあの素晴らしい仕上がりになるのかと、気が遠くなりそうですが、いいものは時代を超えて受け継がれていくんですねぇ。

なかなか全てを語りつくせませんが、このG.Wにでもぜひ足を運ばれたらどうでしょう。必見です!

今回も前回の『古代ギリシャ展』同様、図録GETしました。なんと厚さ4センチと前回を超える分厚さです。作品の画像満載で、私の中では永久保存版です。

次回は、『神戸市立博物館』で開催中の『遥かなるルネッサンス~天正遣欧少年使節がたどったイタリア』を鑑賞予定です(開催期間4/22~7/17)。既に前売り券GET済みなので、近日鑑賞報告しますネ。


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